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ふるさとの物語 第47回 青森市分譲住宅地鳥瞰図  「練兵町」の面影伝える

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 写真の図は、青森市の堤橋から1㌔余り東、おおよそ現在の浪打1、2丁目にあたる地域を中心にして描いた、昭和初期の鳥瞰図(ちょうかんず)である。
 もともと、この場所は明治期以来、陸軍歩兵第5連隊の練兵場であったが、用地が手狭になったため、練兵場は当時の浜館村駒込(現在の戸山団地付近)に移転。1928(昭和3)年6月からその跡地が住宅地として分譲された。この場所のかつての地名「練兵町」が「練兵場」に由来することは言うまでもない。
 図の左下には合浦公園、左端には「招魂社(招魂堂)」が見える。ここでは明治以来、戦没者を弔う招魂祭が行われていた。招魂堂は戦後廃止されたが、その建物は、49年に諏訪神社の拝殿として移され、現在でも使用されている。
 このほか、図中には、30年開校の浪打小学校をはじめとして、師範学校と附属小学校、中学校、商業学校と、学校が数多くあり、佃グラウンドが見える。
 さらに、左下隅には浪打駅があり、練兵町は、周辺に教育・レクリエーション施設、交通機関に恵まれた住宅地として早くから整備された。現在でもここは閑静な住宅地である。
(県立郷土館主任学芸主査・佐藤宜信)

写真:「青森市分譲住宅地鳥瞰図」(1930~31年)



by aomori-kyodokan | 2018-02-22 12:00 | ふるさとの物語
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