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青森県立郷土館ニュース

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ふるさとの宝物 第135回 ムラサキヤシオツツジ

名前の通り 花鮮やか

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ムラサキヤシオツツジの標本


 ムラサキヤシオツツジ(Rhododendron albrechtii Maxim)は、ムラサキヤシオ、ミヤマツツジともよばれるツツジの仲間でである。
「ムラサキヤシオ」は漢字で「紫八塩」、または「紫八汐」「紫八染」とも書き、回数を重ねて紫色の染汁に漬けてよく染め上げたという意味である。
花の色はその名の通り鮮やかな紫色で、春になると葉が出てくるのと同時、または葉より早く花を咲かせる。樹高1~3mの落葉低木で北海道、東北地方、中部地方の主に日本海側に分布している。
 ムラサキヤシオツツジの標本は青森県立郷土館自然展示室「白神山地の植物」のコーナーに展示している。そのほかにも白神山地由来の植物の標本として20種類ほどを展示している。来館した際にはご覧いただきたい。
(県立郷土館主任研究主査  豊田 雅彦)
by aomori-kyodokan | 2016-03-03 09:53 | ふるさとの宝物
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