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青森県立郷土館ニュース

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ふるさとの宝物 第18回 「アオモリゾウ」の模型

七戸産化石を基に復元

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来館者に人気の「アオモリゾウ」


 郷土館の自然展示室に展示されている、小型のゾウの模型を見た記憶がある方は多いのではないだろうか。この模型は、1906(明治39)年に七戸町で発見されたゾウの化石の研究論文(1936(昭和11)年発表)を元にして、郷土館が開館した40年前に作られた復元模型である。ゾウの化石の発見は、大昔の青森にゾウがすんでいたことを私たちに教えてくれるが、その化石は所蔵していた大学が空襲によって焼失したため行方不明となった。そのため化石の展示ができず、復元模型による展示となった。
この論文では、このゾウは日本各地に生息していたナウマンゾウより小型であると考えられ、「アオモリゾウ」と命名された。「アオモリ」という地名がついていることや小型でかわいいことから、この復元模型は来館者から人気がある。しかし、ナウマンゾウの研究が進んだことで、このゾウはナウマンゾウの子どもとして差し支えないことが明らかとなり、アオモリゾウという呼び名はナウマンゾウの地方におけるニックネームとなった。
(県立郷土館学芸主幹 島口 天)
by aomori-kyodokan | 2013-10-03 10:25 | ふるさとの宝物
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