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青森県立郷土館ニュース

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写真で見るあおもりあのとき 第66回「懐かしのコロンバン 外には小川や柳並木」

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↑青森市柳町にあった「青森コロンバン」の店内



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↑柳並木や小川があった柳町通りに立つ青森コロンバン

 写真上の「アップルパイ」、「ガトーセック」、「マンケカステラ」、「ビスキュイ」の懐かしい文字に心ときめいた方は、このお店の常連さんだったと言って良いでしょう。そうです、かつて青森市柳町にあった純フランス菓子の「青森コロンバン」の昭和40(1965)年頃の1階売店です。お店は昭和38(1963)年に6階建に新築され、2階は喫茶、3階はフランス料理のレストラン、屋上は夏に、当時青森市内では珍しかったビアガーデンとなりました。喫茶コーナーなどで配られたマッチ箱(上の写真の右下)のデザインも、ご覧のとおりおしゃれでした。

 お店を一歩外に出ると、下の写真のように50m幅の大通りには小川が流れ、その淵には町の名前ともなった柳の並木がありました。更に、欄干・花壇なども絶妙に配置され、自然と心が和むような街並みとなっていました。今柳と小川はなく、子供たちの歓声を聞くことも少なくなりました。この写真は、私たちが失ったものの大きさを無言のうちに語りかけ、進むべき方向をも指し示してくれています。

 今年出版された喜多村拓氏の「青森コロンバン物語」(北の街社刊)は、柳町界隈(かいわい)の昔をも記録した貴重な本です。一読をお勧めします。

 当館では、県内の行事や街並み、農民の暮らしぶりなどを撮影した古写真を、広く皆様方から提供を受けるなどして収集しています。お持ちの方は、県立郷土館(電話017-777-1585)までご連絡ください。
(青森県立郷土館 相馬信吉。写真はいずれも、椎谷利喜太郎氏が昭和40年頃に撮影)
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by aomori-kyodokan | 2011-11-24 08:47 | 写真で見るあおもりあのとき | Comments(0)
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