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青森県立郷土館ニュース

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写真で見るあおもりあのとき 第46回「呉服店として開業 愛された松木屋」

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↑松木屋があった場所には現在、高層マンションが建つ(平成23年6月21日撮影)

 ♪きらきら幸せ街のなか/優しくバラが咲きました…
 この歌を覚えていらっしゃるでしょうか。県民にこよなく愛された、今はなき老舗デパート「松木屋」のテーマソングです。松木屋は、呉服店として大正10(1921)年に開業し、当時は青森市柳町通りと新町通りの交差点にありました。正面に円いドーム屋根の塔屋がそびえる洋風建築で、街角を飾る、まさにバラのように優雅な建物でした。

 上の写真は昭和58(1983)年に新町二丁目交差点付近で撮影されたものです。この場所に移転したのが昭和26(1951)年。以後数回にわたり建物を拡大し、5年後には鉄筋コンクリート四階建ての店舗となりました。当時の建築の唯一の名残ともいえるのが、写真手前に見える緩やかなカーブを描くファサード(建物の正面)です。ここには多数の窓があったのですが、その後の改装で外壁に覆われてしまいました。

 建物の最上階に浮かぶガラス張りの近未来的な空間も印象的です。これは屋上遊園地の展望台で、創業当時の建物にあった円い塔屋にかわる、松木屋の新しい象徴として永年親しまれていました。

 なお、松木屋のテーマソングについては十和田松木屋元従業員・深澤口映子さんにご協力をいただきました。
(青森県立郷土館 増田公寧 写真上:室谷洋司氏提供(昭和58年6月5日撮影)

※県立郷土館は、県内の行事や街並み、農民の暮らしぶりなどを撮影した古写真を、広く県民の提供を受けるなどして収集しています。当館がこれまで集めた写真の一部を紹介しながら「ちょっと昔のあおもり」の記憶を52回にわたってたどってみます。(この項は、東奥日報社連載記事を転載したものです。)
 昔の写真などをお持ちの方は、青森県立郷土館(電話017-777-1585)までご連絡ください。
by aomori-kyodokan | 2011-07-07 09:11 | 写真で見るあおもりあのとき
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