
↑写真1(佐々木直亮氏撮影)

↑写真2(佐々木直亮氏撮影)

↑角巻の広告(「日刊弘前新聞」昭和32年11月5日)
写真1は、昭和33年2月に尾上町(現平川市)金屋で撮影されたものです。わだちのできた雪道を雪ゲタを履いて五人のお婆さんがかっ歩しています。金屋会館で行われる集団血圧測定に着飾って向かっているものと思われます。防寒着は示し合わせたように、皆さん角巻です。当時、一番流行した防寒着だったのでしょう。
写真2は、昭和31年12月に弘前市禅林街付近で撮影された露天での買い物風景です。近郷からきた箒(ほうき)売りから次の年に使う分を買い求めているところのようです。買い物かごを背負っているご婦人方は、ほとんどが防寒着に角巻を使っています。背中の状態にあわせて、自在に着こなせるのが角巻の利点でした。
写真下は当時の新聞に掲載された角巻の広告です。「軽くて強く温かい 角巻界の最高峰 ニチリン角巻」当時、求められていた角巻の品質を如実に示しています。
角巻の写真はいつしか、青森県近代文学館に展示されている蘭繁之氏の「早春(はるさぎ)の雪(ゆぎ)(津軽方言詩)」という詩に誘ってくれました。
「赤(あげ)エ角巻
すっぽらど かぶて
なンぼ 可愛(めごい)バ 津軽のあねこ」(『新茶渋茶』昭和20年6月所収)と方言詩に歌われるほど一般的だった角巻も、今では「地吹雪ツアー」でしか目にしないのも時代の流れなのでしょうか。
なお、今回の連載で度々使用している佐々木直亮氏撮影の膨大な写真ネガ群の中から、45点を大伸ばしにして、当館で4月10日(日)まで開催中の「新収蔵2010」で展示しています。
(県立郷土館 相馬信吉)
※県立郷土館は、県内の行事や街並み、農民の暮らしぶりなどを撮影した古写真を、広く県民の提供を受けるなどして収集しています。当館がこれまで集めた写真の一部を紹介しながら「ちょっと昔のあおもり」の記憶を52回にわたってたどってみます。(この項は、東奥日報社連載記事を転載したものです。)
昔の写真などをお持ちの方は、青森県立郷土館(電話017-777-1585)までご連絡ください。
【関連サイト】
●「
佐々木直亮のホ-ムペ-ジ」
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