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青森県立郷土館ニュース

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ふるさとの宝物 第37回 ニホンツキノワグマ

下北では絶滅の恐れも

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ニホンツキノワグマの剥製


 青森県内で一番大型の動物はニホンツキノワグマです。頭胴長で120~150センチメートル、体重は70~150キログラムあり、立ち上がり両手手足を広げると私たちよりずっと大きく見えます。
 全体に黒い毛で被われていますが、胸の部分に白い月の輪のような模様があり、名前の由来になっています。アジア地域にツキノワグマが生息していますが、国内には亜種のニホンツキノワグマが本州、四国のブナ林等を中心に生息しています。九州は絶滅が危惧されています。青森県内では下北半島、岩木山・白神山系、十和田山地等に生息していますが、明細な生息頭数等は不明です。国及び青森県別に絶滅危惧種等まとめたレッドリストには下北半島の個体群がLP(絶滅の恐れのある地域個体群)ランクに指定されています。
 食性は雑食性で、主にブナの新芽、草本、ミズナラやサワグルミの堅果、蜂等の昆虫等を食べます。動物を捕食することは余りありませんが、我々を出会い頭に驚いて襲うことがあり、入林には熊よけの鈴等が必需品です。
 当館には3頭のニホンツキノワグマが展示されています。
(県立郷土館学芸員 山内智)
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by aomori-kyodokan | 2014-03-13 14:44 | ふるさとの宝物 | Comments(0)
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