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ふるさとの宝物 第42回 虹の上を飛ぶ船完結編

子供が描く壮大な物語

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「虹の上を飛ぶ船完結編」(2m×4m)


 1970年に坂本小九郎先生が八戸市立湊中学校に赴任し養護学級を担当、美術を指導した。その成果として「船の一生」「虹の上を飛ぶ船」の版画集を制作、引き続き共同制作「虹の上を飛ぶ船総集編Ⅰ」「虹の上を飛ぶ船総集編Ⅱ」、「虹の上を飛ぶ船完結編」が完成した。これらの版画は生徒の家庭の多くが漁業関係者であったことから、魚と港の人々との関わりに端を発し、やがては宇宙を含む壮大な世界へと発展する一連の物語となっている。
 完結編は縦2メートル縦4メートルもの大きな版画作品で、『船の一生』から『虹の上をとぶ船総集編Ⅱ』までの一連の版画集や共同制作作品の各イメージが結集された内容になっていて、太陽と月、火山、ペガサス、サソリ、船など子供たちの心の奥底から湧き出した様々なイメージが共存し、壮大な神話を思わせるようなファンタジーの世界が創り出され、本県の版画教育の中から生まれた名作のひとつと言えるであろう。
(前県立郷土館学芸課副課長 對馬恵美子)
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by aomori-kyodokan | 2014-04-17 10:12 | ふるさとの宝物 | Comments(0)
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