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青森県立郷土館ニュース

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ふるさとの宝物 第40回  白神山地コーナー

10年間の調査成果紹介

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多くの調査成果を展示している白神山地コーナー


 世界遺産『白神山地』は、1993(平成5)年12月6日から11日に開催された、第十七回世界遺産委員会で,世界遺産(自然遺産)に登録されました。広大なブナ天然林が高く評価されたのです。
 県立郷土館では、85~89年度の5カ年計画で「赤石川流域自然調査」を、平成二年度から平成六年までの五カ年計画で「白神山地自然調査(笹内川流域・十二湖周辺)」を行いました。合わせて白神山地で十年間調査を実施しました。県内の研究者の協力を得て調査隊を編成し、重い荷物を背負い渓流を上っての調査です。地質では多くの植物化石を、植物では多くの植物を確認し、森林群落についての調査も行いました。動物では渓流に生息するニホンカワネズミなどのほ乳類や両生・爬虫類を確認し、昆虫では白神山地特産種の新種の昆虫の発見をしました。
 これらの調査成果は、報告書としてまとめ、常設展示室(自然)白神山地コーナーに、大きなブナ林の写真と共に展示されています。博物館では調査研究の成果をどのように生かしていくかが問われます。この白神山地の展示は、県立郷土館の代表となる展示で、まさに博物館活動から生まれた展示なのです。
(県立郷土館主任学芸主査 山内智)
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by aomori-kyodokan | 2014-04-03 10:07 | ふるさとの宝物 | Comments(0)
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