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ふるさとの宝物 第109回 透明樹脂標本

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ヤマメの透明樹脂標本。下からの姿もじっくり観察できる


 自然展示室には魚の展示コーナーがある。「ヤマメ」はサケ科の魚で、川の上流域に生息し「渓流の女王」と呼ばれている。「ヤマメ」は「サクラマス」と同種の魚であり、ヤマメは川で過ごし、川から海へ下った個体がサクラマスである。
ヤマメの側面には「パーマーク」と呼ばれる楕円形(だえんけい)の模様が特徴的であるが、サクラマスは、海へ下る頃にはこのパーマークが消え、銀色の体になっていく。側面からパーマークを見てヤマメと気づく人は多いと思われるが、下から見てヤマメと判断するのは難しいのではないだろうか。
 そこで、様々な角度から生物を観察して欲しいという願いを込め、ヤマメを含めて6種の魚を透明樹脂に封入した標本にして展示している。今後、直接手で触れなくても観察できるよう両生類・爬虫類及び甲殻類の樹脂標本を作成・展示していく予定である。是非、一度足を運び、手にとってじっくりと観察して欲しい。
(県立郷土館主任研究主査 豊田雅彦)
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by aomori-kyodokan | 2015-08-27 11:31 | ふるさとの宝物 | Comments(0)
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