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青森県立郷土館ニュース

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青森県立郷土館ニュース 第135回 県立郷土館の「旧館」 青森空襲で焼け残る

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戦前に撮影された第五十九銀行青森支店内部


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県立郷土館「旧館」の外観





 県立郷土館の建物のうち、特別展示室がある棟は「旧館」と呼ばれます。2004(平成16)年に国の登録有形文化財となりました。
 この建物は、1931(昭和6)年に弘前市に本店を持つ第五十九銀行の青森支店として、青森市大町(現 同市本町2丁目)に建てられました。鉄筋コンクリート2階建てで、設計者は堀江幸治です。彼は、現在の青森銀行記念館など、明治期の県内に数々の洋風建築物を造った堀江佐吉の七男です。
 第五十九銀行青森支店は、43(同18)年、県内の5つの銀行が合併して発足した、新しい青森銀行の本店となりました。45(昭和20)年の青森空襲では青森市内の大部分の建物が焼失しましたが、青森銀行本店は焼け残った数少ない建物です。
 やがて、青森銀行はコンピュータ化に対応するため、本店を橋本1丁目に新築することになり、68(昭和43)年に着工しました。ちょうどこの年が「明治百年」にあたり、青森県は記念事業として「青森県立郷土館」の建設計画を進めていました。翌年、県は郷土館の建設候補地として、従来の青森銀行本店の場所を選びました。
 その建物が極めて丈夫であることから、本店移転後の70(同45)年、県に寄贈されて郷土館の一部として利用されることになりました。隣接地には新たな建物(「新館」)が加えられ、73(同48)年9月、青森県立郷土館は開館しました。以来、郷土館は多くの方々からの寄贈などによって収蔵資料と展示を充実させつつ、企画展や教育普及等各種事業を約40年間続けて現在に至ります。
(県立郷土館・佐藤良宣、写真は株式会社堀江組提供)
=終わり=
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by aomori-kyodokan | 2013-03-28 08:00 | 写真で見るあおもりあのとき | Comments(0)
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