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青森県立郷土館ニュース

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写真で見るあおもりあのとき 第103回 青函連絡船の巨体 柳町通りを横切る

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入港する青函連絡船「八甲田丸」=森内四郎氏撮影




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停泊するクルーズ客船「飛鳥II」=著者撮影




 東京にある船の科学館で公開されていた、旧青函連絡船・羊蹄丸の「青函ワールド」の展示品が、八甲田丸に移設展示され、先日オープンしました。青函連絡船が廃止されてからすでに20年以上たち、青森市の景色の中に溶け込んでいた連絡船の記憶も遠くなりつつあります。
 上の写真は入港する八甲田丸を柳町通りから望んだもので、連絡船の巨体が通りを横切っていくのは、他の都市では目にすることが出来ない景観でした。現在では、下の写真に見られるように、柳町通りの先に大型客船が接岸できる新中央埠頭(ふとう)が整備されました。青函連絡船の何倍も大きな客船が接岸している景観は、周辺の青い海公園・観光物産館アスパム・青函連絡船八甲田丸などと一体となり、青森市の新たな魅力となっています。
 ここの岸壁は、外国船籍の大型客船も接岸でき、市の中心部が徒歩圏内という、全国的に見ても恵まれた環境にあるため、近年寄港する客船の数も大きく伸びています。青森港には今年12隻の大型客船が寄港することになっており、10月1日にはこれまでで最大の超大型客船ダイアモンドプリンセス号(11万6千トン・290メートル)の入港が予定されています。
(県立郷土館学芸員・昆 政明)
by aomori-kyodokan | 2012-08-09 12:02 | 写真で見るあおもりあのとき
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