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写真で見るあおもりあのとき 第48回「木造平屋の浦町駅 線路移転で廃止に」

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↑昭和43年7月に廃止になった木造平屋の浦町駅



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↑下り特急「ゆうづる」のラストラン=青森市堤町付近

 今日は何の日かご存じでしょうか?43年前の今日、青森市浦町駅が廃止された日なのです。青森市の市街地が南方に広がるにつれ、東北本線(特に、浪打駅~浦町駅間)の踏切は、南北交通の妨げとなっていました。このため、線路の南方移転が計画され、青森市旧浦町駅(浪打駅も同時)は、昭和43年(1968)7月21日に廃止となりました。

 上の写真は、その前日の貴重な映像です。駅舎は木造平屋建、天井が高く窓の多い作りになっています。北東から駅正面と跨線橋を撮影したものです。階段が三段も付いている電話ボックス。その隣には、郵便ポストが。この二つは、駅の定番だったようです。

 新しいルートへ切り替え作業は、7月21日、旧線路最後の列車となった下り特急「ゆうづる」通過後の午前9時頃から開始されました。下の写真が、青森市堤町付近で撮影された「ラストラン」の様子です。浪打駅、浦町駅では、小・中学生や地元民が小旗を持って、最後の姿を見送りました。

 線路の切り替えは程なく終了し、新たに東青森駅の営業が始まりました。また、踏切という「障害物」が取り払われた青森市の南北交通は、ようやくスムーズに流れることとなりました。
(青森県立郷土館 相馬信吉)
(写真はいずれも、阿部秀正氏撮影)

【関連写真】
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↑下り線に蒸気機関車
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↑跨線橋から東を望む
(旧浦町駅 いずれも、阿部秀正氏撮影)

※県立郷土館は、県内の行事や街並み、農民の暮らしぶりなどを撮影した古写真を、広く県民の提供を受けるなどして収集しています。当館がこれまで集めた写真の一部を紹介しながら「ちょっと昔のあおもり」の記憶を52回にわたってたどってみます。(この項は、東奥日報社連載記事を転載したものです。)
 昔の写真などをお持ちの方は、青森県立郷土館(電話017-777-1585)までご連絡ください。
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by aomori-kyodokan | 2011-07-24 09:16 | 写真で見るあおもりあのとき | Comments(0)
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